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ルーツを 常に忘れずに
今年4月、宝塚歌劇団星組トップスターから退団した在日韓国人3世の安蘭(あらん)
けいさんが、女優として新たな一歩を踏み出す。デビュー作となるのは、2003年に主演
した宝塚歌劇の「王家に捧ぐ歌」をミュージカル化した「The Musical AIDA」(東京
公演8月29日~9月13日、大阪公演9月18日~10月4日)。初演から6年を経て新生
アイーダ役に再び挑む。
思い出の役 再び
同胞の期待に応え「新しい私を」
1991年、宝塚歌劇団に入団。月組公演「ベルサイユのばら~オスカル編」で初舞台を
踏んだ後に雪組、00年に星組に組み替えした。星組トップ就任は06年11月。
女優デビューを飾る「The Musical AIDA」のアイーダ役には思い入れがある。03年
に上演されたオペラ「アイーダ」を原作とした「王家に捧ぐ歌」は、エジプトの若き将軍
ラメダスと、宿敵エチオピアの王女アイーダの命をかけた永遠の愛を描き、
月刊「ミュージカル」誌の年間ベスト・ミュージカル第1位に選ばれた。
さらに文化庁芸術祭優秀賞を受賞、美しいソプラノと優れた演技力でアイーダ役を熱演
した安蘭さんは、宝塚歌劇団の現役ジェンヌでは初の松尾芸能賞演劇新人賞を受賞
した。安蘭さんを代表する作品の一つといわれている。
宝塚時代に得た宝物は仲間と礼儀。特に宝塚音楽学校の礼儀作法や規律の厳しさは
有名だ。89年に同校入学。礼儀作法の厳しさを経験している。この礼儀作法が、舞台で
役立つことを後に知る。宝塚の95周年の長い歴史のなかで、諸先輩たちから受け継がれ
てきた礼儀という伝統の重さに思いを馳せる。
URLリンク(www.mindan.org)
ソース:民団新聞