09/08/22 10:27:45 J7QrCXkM0
彼らは生命や財産を奪い取る犯罪者でなく、日本国民の嫌がる職種に就き労働力不足を補っているのであり、誰の迷惑にもなっていないのだから、
犯罪者を連想させるような「不法」滞在者と呼ぶべきでなく、むしろ「非正規」滞在者として保護するのが当然だと主張する人達がいる。
中には能力を大いに開化させて、ビザを持っている外国人以上に報酬を得て納税し、地域社会に溶け込んでいるような人もいないわけではない。
そういった特異なケースでは、たとえ出直したとしてもビザが出るのは確実であって、在留特別許可が与えられることに文句は出まい。
ところが大半の「非正規滞在者」などと呼ばれる人達は、景気のいい時は低賃金や長時間労働、休日出勤を厭わずに一生懸命働くというメリットから、
労務管理上便利な労働力として、下請けの製造工場、工場現場、サービス産業といった、労働力需要の変化が激しいところで受け入れられた。
日本人のなり手がいないから外国人を入れざるを得ないという話をよく聞くけれども、要は賃金を始めとする雇用条件に根本の問題があるからであって、
むしろカッコよくない仕事だから外国人任せでいいとするのは、職業の貴賤を固定化し、労働分野での「カースト化」を推し進める危険がある。
さて、日本と出身国の生活格差や貨幣価値の格差から、日本での出稼ぎを目論む動きが出てきて、労働力のうねりが現れてくることになる。
例えばお隣中国の失業者や低所得者を総人口の一割と仮に見積もって、彼らに「国境を越えた移動の自由」を認めたらどういうことになるか。
日本の人口はたちまち倍となり、国民一人当たりの所得が半減するどころか、治安や風紀は大いに乱れ社会を混乱に陥れることになるだろう。
国土が日本の数倍もありながら人口は半分以下という国であるなら、移民の受け入れで国力を増進するという政策もあり得よう。だが日本は違う。
そこで、日本では安定した社会や経済を維持していくため、外国人の受け入れには一定の条件を設けて、移動の自由に規制をかけている。
そしてそうした外国人の出入り管理の網をかいくぐり日本に居座っている者に対しては、強制力をもって国外に排除することとしている。
他人の生命や財産を奪っていないから犯罪ではないというのなら、覚せい剤を使用した芸能人だって誰にも迷惑をかけていないということにならないか？