09/06/26 07:14:56 GqlhfqpiO
>>278
日経記事掲載乙＆ＧＪです。
明確な基準がないのは不公平だとか騒いでいますが、今回のケースに関していえばそのようなことは決してないと思います。
>>277で指摘されているとおり、不法滞在や不法就労の事実がバレたわけですから、何はともあれいったんは日本から出て行っていただいて、
ちゃんとしたパスポートやちゃんとしたビザをもらってからもう一度入り直して欲しいだけなんですよね。
でもって、カルデロン両親の場合って、たしか父親が解体工事の職人で母親はクリーニング店の店員さんでしたよね。
これらの職種って日本での滞在が認められているんでしたっけ。カルデロン娘の扶養が必要だからどうしても滞在していただく必要があるというのなら、
世界中から解体工とクリーニング店員の受け入れを認めることにすれば、基準も公平になって晴れて家族全員での滞在ということになるのでしょう。
しかし、実際にはそのような職種での受け入れは認められていない、ましてや一族郎党１２人での集団による不法入国ないしは不法滞在で、
裁判所の判決では「まるで遵法精神がない」と批判されているし、母親は長年にわたる不法滞在で刑事罰に問われ懲役２年半の判決が言い渡されています。
だから、在留特別許可の基準もへったくれもなく、本来であれば二度と日本の地に足を踏み入れることはできないはずです。
娘さんについては、日本に生まれ義務教育を受けさせられたため、幸か不幸か日本語しか話せなくなってしまったようだし、不法滞在上がりとはいえ、
今は正規ビザを持っている叔母さんの監護を受けて学校に通えるとして、留学生に準じる取り扱いで滞在許可が与えられたのでしょう。
このことについては、数々の批判があるようですが、コラム記事を書いた弁護士が主張する在留特別許可の基準なるものがあるべきというんであれば、唯一、
「仮に一から出直したとしてもほぼ間違いなくビザがもらえる」場合に限られるべきで、カルデロン一家のケースはまさしくそうであったんだと思いますよ。