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「地域のリーダー」「子煩悩」 汚水槽女性殺害の容疑者
滋賀県米原市の汚水槽から同県長浜市の会社員小川典子さん（２８）の遺体が見つかった事件で、滋賀県警が殺人容疑で逮捕した
米原市の会社員森田繁成容疑者（４０）は、近所の人らによると、身長１８０センチほどの長身で、中学校時代はバレーボール部に所属。
９７年に現在の自宅を建てた。家族で年に数回は旅行して近隣におみやげを配り、英語や中国語が堪能で海外に出張することも。
自治会役員を務めて清掃活動に率先して参加するなど、「地域のリーダー的な存在」でもあったという。
事件発覚後の１３日にあった子どもの授業参観には妻と一緒に姿を見せた。居合わせた女性によると、「いつも２人でうらやましい」と
声をかけたところ、森田容疑者は笑顔で応えていた。「必ず夫婦で授業参観に来ていた。子煩悩な父親だと近所でも評判だった」という。
一方で、森田容疑者は同じ工場で働く小川さんと数年前から交際。小川さんが所属する業務請負会社の社員の一部では、２人の関係がうわさになっていたという。
業務請負会社の上司によると、液晶ガラス加工の点検ラインで従業員の指導・教育を担当した小川さんの仕事ぶりはまじめだった。
事件が起きた週はそれまで縮小していた生産態勢を元に戻し、「今週は頑張ろう」と毎日午後８時近くまで残業を続けていたという。
「活発で正義感のあるまじめな子だった。これからだったのに……」。長浜市の小川さん宅の近くに住む親類の女性は、悔しそうに話した。
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