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大野和基氏著 「代理出産 生殖ビジネスと命の尊厳」 集英社新書
目次
プロローグ 「代理出産」問題とは何か
代理出産に寛容な日本人?/人工授精型と体外受精型/代理出産がはらむ問題とは
第一章 混乱をきわめた人工授精型の時代
■代理出産の歴史を体現するマーケル家
子どもはすべて代理出産/「不妊」に苦しんで/代理出産の斡旋業者/人工授精型代理出産への逡巡/
代理母を「選ぶ」/シングルマザーの代理母/「自分は単なる貸し腹か」/気まずい人工授精のプロセス/
「ニューヨーク州初」の代理出産/「お腹の子どもは私の子ではない」/代理母の家族への影響/
赤ちゃんを手放すつらさ
■ベイビーM事件 「この子は、誰の子なのか」問題
熾烈な親権・養育権争い/理不尽な代理出産契約/親と子の絆/子どもを連れての逃走劇/
代理母に冷たい養育権問題/ベイビーM事件が残したもの
■引き取り拒否という問題
引き取りを拒まれた障害児/性別が気に入らないので養育拒否
■「代理出産を認めるべきか、否か」でNYが二分
法整備の進まなかった1980年代/「代理出産契約は合法」と報告した上院司法委員会/
「社会は代理出産を阻止すべき」と特別委員会/賛成派当事者たちの声/反対派の訴え/有償代理出産契約を禁止
■「代理出産の父」と呼ばれた斡旋業者
代理出産の父ノエル・キーン/代理出産というアイディアが生まれるまで/大反響を呼んだ代理出産/
ベイビーブローカーだという批判/キーンが斡旋した代理母/代理母の報酬は労働費
(以下、第六章~エピローグまでつづきます)