09/04/18 20:36:47 cHMw/SDk0
NHKゆうどきネットワークへ
4月10日金曜日放送の冒頭15分で取り上げたフィリピン人カルデロン一家に対する江川紹子さんの取材ですが、本件に
関するこれまでの民放各社による「お涙頂戴」的な制作とは違った、NHKらしい不撓不屈・公平公正な内容を期待してい
たにもかかわらず、過去の取り上げられ方とほとんど何の違いもなかったことに正直いって落胆いたしました。むしろ公共
放送NHKだけに取材方法やその結果の視聴者への伝え方の信頼性が何よりも優先されるべきであったにもかかわらず、番
組の中での江川さんの一方的な見解ばかりが際立ちすぎてしまい、視聴者に誤った理解を植えつけてしまったのではないか
と懸念しています。
いろいろ言っても仕方ないのでポイントを絞っておきます。江川さんは、この一家が起こした強制退去取り消し行政事件訴
訟の判決(東京地裁平成20年1月)は取り寄せて一読されたのでしょうか。江川さんは、有名ジャーナリストとなるきっ
かけとなったオウム事件の際に、現場主義を貫いてほとんどの裁判を傍聴し加害者・被害者それぞれの主張をしっかり確認
したうえでご自身の見解を述べられていたはずです。したがって、今回の一家についても当然判決文を読まれたものと思い
ます。
(続く)