09/04/16 23:22:35 39Vho3Vi0
豚ですが、サン毎レポ【ミッチーブームの蔭で】 ・高度成長期に登場した「プリンセス」の最先端のファッションや生活スタイルは注目の的だった。
吉見氏「『三種の神器』が実現する米国的な生活スタイルの国民化や、経済発展というドラマ展開のためには
シンボル的存在が必要。美智子さまは、それを担う多くの主婦たちの最大のシンボルになった。」
・しかし、反発も。
小田部氏が旧皇族の梨本伊都子の歌からそれを読み取る。
1958年11月の婚約発表に際して伊都子が詠んだ歌。
「あまりにもかけはなたれたるはなしけり 吾日の本も光りおちけり」
(身分差のある結婚話が出るようでは日本の威光も落ちた)
小田部氏「それまでは民間の女性は側室にもなれなかった。伊都子に限らず、皇后良子をはじめ皇族や
旧皇族、旧華族に因習的な意識は根強く相当の反発があった。それでも民間出身の親しみやすさは国民に支持された」
【美智子さまパワーを発揮した「皇室外交」】
・両陛下が皇太子、皇太子妃時代の「皇室外交」
ご夫妻は結婚翌年、初めて一緒の外国訪問としてアメリカを訪問。
同じ年に、イラン、エチオピア、インド、ネパール、タイを訪問。
62年はパキスタン、インドネシア、インド、フィリピンへ・・・。
即位後も30ヵ国以上を訪問。
・小田部氏「民間出身で苦労された『シンデラガール』は、成功物語の好きな米国人の心を捉えた。
日米関係が悪化する一方、国際化が進む中で『国際親善』が重要とされた時代。
妃殿下は『戦争責任』を直接背負ってないので、訪問国から共感を得やすかった」
・高森氏「立場上、言動にさまざまな制約がある天皇に比べ、皇后は限定的。両陛下の『阿吽の呼吸』で
皇室が目指す姿を国民に伝える事が出来る」