09/03/27 07:49:30 jVInaHid0
老人のシアトルまでのひとり旅の目的が達成されたことに奇妙な感動を覚えた警察官僚はその話を妻にした。
妻は行きつけの美容院で店長にその話をした。その美容院がたまたまイチロー夫人の行きつけの店で、
店長がイチロー夫人にその話をした。イチロー夫人がイチロー選手にその話をした。
そして、イチロー選手から警察官僚に、その老人の遺族と連絡を取りたいという問い合わせがあった。
警察官僚が、改めてその老人の遺族と連絡をとると、偶然にもその老人の甥っ子が、警察官僚のかつての上司だったという。
その後、イチロー選手から、老人の息子さんあてに、老人が見たシーズン最後の試合でイチロー選手が使ったスパイクが送られてきたそうだ。
だから?と言われればそれまでの話のなのだが、ああ、クールに見えるけれどイチロー選手って人とのささやかな出会いとか縁とか本当に大切にする人なんだなあ、と思った。
そして、警察官僚というと刑事ドラマじゃたいてい出世欲の塊の仇役で出てくる冷たいイメージだけれど、そんなささやかな人との関わりの感動を桜もようの便せんにしたためて、先輩に伝えてくる。
その政府高官といえば、やはり週刊誌では諸悪の根元みたいな書かれっぷりだが、そういう他愛もない話を手紙をみせながらしみじみと記者に話すような人である。
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