09/03/23 20:15:59 eMmISymz0
つづく
両親は来月十三日に帰国すると、既に入国管理局に伝えた。問題はそれからだ。のり子さんは
親類とともに日本で生活し、学業を続けるが、親子に長く離れ離れの暮らしを続けさせてよいもの
だろうか。娘と会うため、両親にフィリピンと日本の間の往復をずっと繰り返せというのだろうか。
両親が帰国しても、「一緒に日本で生活したい」という家族の願いをかなえるべく、国は継続的に
力を尽くすべきである。両親はこれまでまじめに働き、長期間、日本社会にも受け入れられていたのだ。
二万人もの地域の人々らから、一家の残留を求める署名があり、市議会でも同趣旨の意見書を採択した
点にも留意してほしい。
日本が批准した国連の「子どもの権利条約」では、意思に反して、児童が父母から分離されないこと
を明記している。いったん両親が帰国したら、違法状態は解消する。両親は法に従うのだ。やがて再び
来日するだろう。
その後も短期在留を繰り返すのは、家族の結び付きの点からも経済的にも、あまりに不自然だ。
国際化時代にもそぐわない。両親に長期滞在を認め、いずれ「定住者」の在留資格を与える方策を国は
真摯(しんし)に探るべきだ。晴れ晴れと日本で暮らす道筋をつくることを望む。それが人道であろう。
2009年3月23日
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