■■アイドルマスター いじめ・虐待専用 6■■at MOTENAI
■■アイドルマスター いじめ・虐待専用 6■■ - 暇つぶし2ch698:('A`)
10/07/26 20:17:43 0
「ねぇやよい……今日だけは、私に負けて欲しいのよ」
思ってもなかったその伊織の一言にやよいは驚いて、それから
「伊織ちゃんはそんなこと言わないと思ってました。私の思い違いだったみたいです」
冷たく伊織に言い放つ。
「違うの!やよい聞いて!私のためじゃなくてあんたのためでも―」
「そんなこと言って自分が勝ちたいだけなんですね」「やよ…い……」
聞き耳を持ってくれないやよいに突き放されて、オーディション前だというのに涙を流す伊織をみていたい。
もちろんオーディションの結果は、伊織は選ばれるワケもなく、やよいの眩しい笑みがスポットライトで照らされた。
楽屋に二人を迎えにいきたい。
丁度厭なタイミングで俺が到着したみたいで、伊織はビクリと俺の顔をみたまま、動けそうになかった。
恐怖で体が動かないのかな?
そんな伊織を尻目に、「やよいちゃんおめでとう!素晴らしかったよ」「うっうー!ありがうございます!!」と元気よく答えてくれる。
「伊織、また次のオーディションでは勝とうな!」と小さく震える伊織に声をかけたい。
ひどく動揺していて、呼吸も少々安定していない。
今すぐにでも俺がやよいに何かするのではないかと、正気ではいられないみたいだった。
折角なので二人を車で送ってあげたい。

地下駐車場へ向かう道で、泣きっぱなしの伊織。
階段にさしかかって足が動かなくなってきた伊織をやよいは心配して、
「こんなに泣き虫な伊織ちゃんは初めてみます」伊織の手をとって優しく微笑んだ。
「やよ…い……」
「伊織ちゃん、さっきのあの事きかなかった事にします!伊織ちゃんなら、あんなことしなくてもきっと―」
温かいやよいの手。
体温だけでなく優しさのぬくもりが伝わってくるその手を俺は掴んでいた。
ドンとやよいの体を突き飛ばす。
自分の身になにが起きたか分かってないまま、目を白黒させたままで階下に転がり落ちる。
「やよいいい!!」
伊織の絶叫が響く。
もつれてこけそうな足取りで伊織が踊り場で倒れるやよいに近付く。
もし伊織が足を滑らせて階段から落ちたら、怪我をしてしまったら大変だ。
その危なっかしさに俺はハラハラする。
「やよい!やよい!」涙をポロポロ流しながらやよいの体を揺する伊織。
「う…う…、い、おり…ちゃん…」
やよいの顔が苦痛に歪む。
左腕が、足首が、あらぬ方向に曲がっていて、動かそうとして口から苦悶の声を零す。
「ごめ……ごめんなさい!ごめんなさいごめんなさい!やよい…やよい」
私なら大丈夫だよ。
そう小さくつぶやくやよいの体を俺は両手で抱き抱えたい。
「やよいまだ生きてるの!!やめて!やめて!!お願いだから!やめて!!お願い!!!」
俺のスーツの裾を精一杯引っ張る伊織。
俺は心を鬼にして、まだかすかに息をしているやよいの体を、踊り場から再び階下へ投げ落としたい。
今度は頭から落ちて鈍い音をたてたあと、やよいの体はピクリとも動かない。
その場で泣き崩れる伊織の涙をハンカチで拭ってあげたい。
「やよい死んじゃったね。足を滑らせるなんて、しかも打ちどころが悪かった…可哀想に」
俺は殺気に満ちた伊織の目に優しくささやきたい。
「どうしてやよいを投げ落とす前に俺を突き飛ばすなりなんなりしなかったのだ?あんなもので俺を止められると本当に思ってたのかい?本当はやよいが死ねばいいと思ってたんだな。酷いヤツだな伊織は…」
そう言いながら言葉を無くした伊織をその場に残し、慌てたように救急車を呼びたい。


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