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〔D.ヒーリー,田島治監修「抗うつ薬の功罪」、みすず書房、2005年〕より(一部編集しました)
SSRIの薬は従来のものより効き目が弱いだけで無く、重大な副作用があることが分かってきたのです。
この薬には焦燥感が強くなり自殺念慮が起こり、遂に自殺を実行してしまう例があることです。’97年に13歳の軽い躁うつ病の少年が
SSRIを服用して1週間後の早朝にクローゼットで首を吊り、これは「子どもの自殺―ミラー事件」として裁判沙汰になりました。
‘05年には米国FDA(食品医薬品局)ではすべての抗うつ剤の添付文書に18歳以下での自殺傾向について、最も厳しい「黒枠警告」の指示を出しています。
成人を含めて、SSRI剤の自殺と自殺企図の件数が211件/13693件(1.54%)と、プラシーボ(気休め剤)19件/3140件(0.61%)に比べ2.5倍高いのです。
また、この薬には攻撃性になり殺人企画まで起す例があるのです。‘89年、ケンタッキー州で、SSRI剤を1ヶ月間内服した47歳の男性がAK47銃で8人を殺し、12人に重症を負わせたあと、自らを撃って死んでいます。