09/12/01 21:54:58 +eKUFunm
補足して書かせていただきます。
世界の三大宗教、仏教、キリスト教、イスラム教の中で宗祖が語った言葉
がそのまま残っているのはイスラム教だけなんですよ。ムハンマド自身が
他の宗教は宗祖の言葉が残っていないため混乱していると表しているぐら
いですからね。
昔は仏教経典はすべて釈尊の金口だと思われていたんです。それで中国の
仏教者たちはいったいどのように仏教聖典を整理すればよいか、というこ
とから教相判釈というのがおこったわけです。
教相判釈といってもいろんな種類があって五時八教というのはそのうちの
ひとつにしか過ぎません。五時教判、五味相生、化義の四教、化法の四教
五教十宗いっぱいあるんです。
しかし実際には、膨大な教典は釈尊一代でのこしたものではなく、釈尊の
入滅後、後世の人が書いたものです。とりわけ大乗教典は釈尊入滅後に
数百年後に編纂されたものです。
日蓮上人でも実際にはその当時の歴史的制約からは逃れていないのです。
「御書」の中では、法華経も含め、すべての教典が釈尊の金口とされてい
るでしょう?