09/10/17 21:09:52 PF96DF+8
肝細胞がんの特徴
大阪大学大学院医学系研究科 外科系臨床医学専攻
URLリンク(www.med.osaka-u.ac.jp)
肝細胞がんは、他の悪性腫瘍と異なる二つの特徴を有しています。
その一つは、ほとんどの症例がB型肝炎ないしは C型肝炎ウイルスによる
慢性肝障害、特に肝硬変を合併しているということです。
すなわち肝細胞がんの原因の90%以上は肝炎ウイルスの感染の結果による
ということが言えます。
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分子時計から見たC型肝炎ウイルスの蔓延
名古屋市立大学大学院医学研究科臨床分子情報医学教授 溝上 雅史
URLリンク(medical.radionikkei.jp)
戦後の闇市でのヒロポンの広がり、当時の国民病としての結核、それ
に対する手術、それに伴う輸血、また売血に依存していた輸血制度、
安易な血液製剤の使用等の要因が相加的・相乗的に加味し、
C型肝炎ウイルスの感染が拡大し、現在のアメリカの 20 倍も
C型肝炎ウイルスによる肝癌が多い状態になったと考えられる。