09/07/25 15:46:23 0 BE:192042353-PLT(12001)
[これ以上 何を失えば 心は許されるの? どれほどの痛みならば もう一度君に逢える
one more time 季節よ 移らないで・・・one more time ふざけあった時間よ・・・]
ラジオからは今話題のヒット曲、『One more time, One more chance』が流れている。
僕も、ラジオから流れる曲に合わせて口ずさむ。
「いつでも探しているよ どこかに君の姿を・・・明け方の・・・」
急に、僕の目から涙が込み上げて来た。
この歌を、『僕』が『君』の為に作ったこの歌が、
今、多くの人に感動を与えて勇気を与えているよ・・・
『君』も、何処かでこの歌、聴いててくれるのかな・・・
「この歌を聴く度に蘇る・・・君との、確かに存在した、君との時間が
何処かに探してしまう 君の姿を 存在するはずも無いのに・・・」
48:まきひと ◆sZjCgDQbhQ
09/07/25 15:51:32 0 BE:128028825-PLT(12001)
>>47
もう、嫌だ・・・
生きているのが・・・
楽しくない。
嬉しくない。
悲しみしか生まないこの世界にいる意味なんて無い。
49:はじめまして名無しさん
09/07/25 16:00:30 0
>>50-1000
まきまる^^
50:まきひと ◆sZjCgDQbhQ
09/07/25 18:27:48 0 BE:115225733-PLT(12001)
※>>47の後タイトル表示。 『タイトル画面』を絵師さんに依頼しました。
>>48
思えば僕は何曲作っただろうか・・・
オーディションに行っては落とされ、路上で歌っては嘲笑れ、
『ミュージシャン』を目指してた夢も、情熱も、いつからか消え失せた。
極め付けが、
『自己紹介@2ch掲示板』で出会って恋に落ちた女コテに振られた事だ・・・。
もう『ワンモアチャンス』も無い・・・。
僕は、この世界にさよならをする・・・。
51:まきひと ◆sZjCgDQbhQ
09/07/25 18:30:41 0 BE:307268238-PLT(12001)
>>50
それは真夏の暑い夜だった・・・。
今居るここは、星の見えない東京の一番美しい景色が見える場所・・・。
『あてつけ』と言う訳では無いのだが・・・
僕は、彼女が住む町『桜木町(さくらぎちょう)』を見渡せる場所を、
自殺場所に選んだ・・・。
空の光が全て地上に降りてきたんじゃないかと思うほど東京の街は美しい。
愚かな人間たちが築き上げてきたものが、今、ひとつの光となって見える。
52:まきひと ◆sZjCgDQbhQ
09/07/25 18:32:55 0 BE:358478674-PLT(12001)
>>51
世界が消えればいいと思った、全身死ねばいいと思った。
けど・・・『それを思っている自分』が死ねば簡単に解決すると思った。
だから、僕はこの世界にさよならをする・・・。
靴を脱いで、遺書なんて無い・・・。
いや、振り返って見れば、僕にはこの世界に残せる物なんて何にも無い・・・。
53:まきひと ◆sZjCgDQbhQ
09/07/25 18:35:58 0 BE:204845928-PLT(12001)
>>52
覚悟を決めた時、ふと脳裏を過ぎる。
『走馬灯』のように人々の顔が浮かぶほど、僕は人を愛せていたのだろうか・・・?
答えを教えてくれる人は居ない。
答えを知っていなきゃいけない僕自身がわからないんだ。
そんなこと・・・わかるはずもない。
人生で最後のジャンプは僕に躊躇を与えた。
と、同時にそれを上回る勇気をもくれた。
54:まきひと ◆sZjCgDQbhQ
09/07/25 18:39:59 0 BE:806576797-PLT(12001)
>>53
一瞬の無重力の後、重力の手の平はすぐさま僕の足を掴み、凄まじい勢いで僕を地上へと誘った。
夜の闇が僕の体を包み、目の前を眩しい光の群れが乱れ、飛び交う。
不思議と気持ちは穏やかだった。
僕の体を撫でては消えていく風は、僕の悲しみ、苦しみ、憤りを全て洗い流してくれるように感じ、心地良かった・・・。
「ああ、気持ち・・・いい・・・」
これが僕の、この世界に残した最後の言葉だった。
次第に視界は白くぼやけてきて、そして、真っ白に染まった・・・
55:まきひと ◆sZjCgDQbhQ
09/07/25 18:42:49 0 BE:307267564-PLT(12001)
>>54
--僕は 死んだのか?
意識が、僕の体から離れない。
なぜ?
指が動く。痛みはない。冷たい地面の感触。
「(・・・生きてる・・・?)」
恐る恐る、目を開けてみる。
白くぼやけた視界の向こうに見えるものが僕の記憶の断片にあるものを思い出させる。
「これは・・・雪・・・?」
雪・・・それは、確かに雪だった。
僕の記憶が確かならば、さっきまで僕が飛び降りた町、
『桜木町(さくらぎちょう)』に雪は降っていなかったはず。
56:まきひと ◆sZjCgDQbhQ
09/07/25 18:44:18 0 BE:384084656-PLT(12001)
>>55
それ以前に、終わりかけとはいえ季節は夏だ。
おかしい。
・・・夢・・・なのか?
57:まきひと ◆sZjCgDQbhQ
09/07/25 18:46:04 0 BE:102423124-PLT(12001)
>>56
いや、違う・・・夢にしてはリアル過ぎる質感・・・。
雪が、思い出すよりも先に、その冷たさを僕の肌に感じさせてくれる。
そう、これは間違いなくリアルだ。
髪の毛に積もった雪を振り払いながら、薄い雪のじゅうたんの上に僕は立ち上がる。
辺りを見渡すとそこには、見知らぬ街、見知らぬ人々。
みんな、僕が倒れていた事なんかには関心が無いようだ。
人々はみな、何処か、魂を抜かれたような・・・そんな印象を受ける。
機械の様に、淡々と歩いている。
まるで『書き込みもROMも機械で成立されてる自己紹介@2ch掲示板』が具現化した様だ・・・。
58:まきひと ◆sZjCgDQbhQ
09/07/25 18:47:09 0 BE:204845928-PLT(12001)
>>57
立ち止まっていると、肌寒さが僕を包む・・・。
当然のように着ている半袖を恨めしく思いながら、とりあえず僕は歩き出す・・・。
-- どこに向かえばいい?
59:まきひと ◆sZjCgDQbhQ
09/07/25 18:49:06 0 BE:153634043-PLT(12001)
>>58
あてのない見知らぬ世界に放り出されて強く感じる。
さっきまで死に向かっていた僕の、肉体的に精神的に、なんという希薄なことか。
まるでなにをしていいのやら、まったくわからない。
60:まきひと ◆sZjCgDQbhQ
09/07/25 18:51:08 0 BE:179240227-PLT(12001)
>>59
死人に近い僕の思考は、ゾンビのように群集に交じりただ歩くことだけを遂行していた。
この世界からどうやって出ようかなんて、不思議なことにどうでもよかった。
いくつものビルを越え、前にいる人々を雪よけに使いながら、三つ目に差し掛かった交差点で、気まぐれに僕は角を曲がった。
待ってましたといわんばかりに、雪が僕の体に戯れる。
その状況を少しうとましく思いながら、人通りの少ない道を目的も無く、また歩き出す。
率直な感想、何もない。
何もないから、何も感じない。何も感じなくていい。
奇妙なこの感覚に、心地良さすら感じる。
何も考えなくていいというのは、なんと楽なことだろう・・・。
61:まきひと ◆sZjCgDQbhQ
09/07/25 18:53:16 0 BE:179240227-PLT(12001)
>>60
殺風景から殺風景へと、裏切りなく移りゆく景色の中にデジャヴにも似た、
懐かしい記憶をくすぐる映像が僕の眼に飛び込んできた。
「公園・・・?」
決して広くはないが、子供が駆け回るには十分な広さ。
公園にはジャングルジムに、シーソー、ブランコ、鉄棒があった・・・
ブランコに目を戻す。
62:まきひと ◆sZjCgDQbhQ
09/07/25 18:54:25 0 BE:448098757-PLT(12001)
※少女の一枚絵表示(依頼)
>>61
かすかに揺れるブランコに、白いワンピースを着た少女が一人、
存在感なさげに、しかし無人の公園にしっかりとした違和感を与えつつ座っていた。
・・・半袖。
63:まきひと ◆sZjCgDQbhQ
09/07/25 18:55:47 0 BE:51211722-PLT(12001)
>>62
この寒空の下、半袖という選択ミスをしていたその少女に僕は妙な親近感を覚えていた。
真っ白い空の下、一人佇むその少女の表情は、
どこか切なく寂しげで、『美しさ』とは違った形容し難い魅力を感じるには十分すぎる程だった。
僕は、気がつけばその少女に見とれていた。
ざっ、ざっ、と公園の砂を踏みしめる音がやけに鮮明に僕の頭の中に入り込んでくる。
気付けば、僕と少女の距離、約三メートル。
64:まきひと ◆sZjCgDQbhQ
09/07/25 19:00:01 0 BE:102422742-PLT(12001)
>>63
「・・・・・・」
じっ。
少女が僕を見ていた。
「あ・・・」
わずかな動揺が僕の意識を取り戻す。
少女は僕を見ている。
僕と少女は目が合ったまま。
耐え切れない沈黙に僕は思わず口を開く・・・。
65:まきひと ◆sZjCgDQbhQ
09/07/25 19:02:02 0 BE:409690548-PLT(12001)
>>64
「あっ、あのっ・・・き、君、かっ可愛いね!」
言った瞬間に後悔した。
「(あぁ、もっと他に言葉はあっただろうに・・・)」
・・・・・・。
季節が通り過ぎたかと思うほどの長い一瞬。
少女は--。
「あはっ」
笑った・・・。
66:はじめまして名無しさん
09/07/25 20:55:02 nkJc4HJTP
はい
まっきーガンバって^^
67:はじめまして名無しさん
09/07/26 20:07:29 0
駄文書くんじゃなくゲーム作れよ