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思えば、業界内における“紳助バブル”が巻き起こったキッカケは、松本人志が紳助に対する
尊敬の念を表明してからのこと。94年のベストセラー『遺書』からである。それ以前の紳助と言えば、
玄人受けはするが一般視聴者からの評価はそこまで高くなかった芸人。
だから、今ほど矢面に立つ必要もなかったのだ。
よって、彼の悪癖(暴力癖)が表沙汰になることもなかった。
なぜなら、彼のスキャンダルに今日ほどのニーズがなかったからだ。
実は、過去にも細川ふみえとのトラブルなどがあったのだが、
ニュースとして騒がれることもなく収束している。
彼のヤンチャぶりは、ビッグになるにつれてピックアップされるように
なっただけなのかもしれない。
ところで、前述の“麒麟田村・暴行事件”について。情報を教えてくれた
若手芸人が語ってくれた紳助評は、
「客前でそんなことしといて、スタジオの空気は最悪になるやん。
でも、最終的には挽回してお客さんを沸かすねん。やっぱ、スゴいわ」。
「カンボジアに学校を建てるんだとか言ってたが、あれほど気分が悪くなる番組もなかった」
「自分やタレントの描いた下手な絵をバカ高い値段で売り付けて」
「自分の善意を見せびらかす奴のことを、チンピラにもなれない“小チンピラ”って言うんだ」
芸人内からのリスペクトは、昔も今も変わらず多い。
「自分より格下にはめっぽう強い」と揶揄される紳助が、
30年近くも傍若無人でいられるのは、そのスキルあればこそなのかもしれない。
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