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2010.07.29
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3D(3次元)立体映像テレビの国内主要4社の製品が出そろった。3Dビデオカメラなど周辺機器の投入も
相次いでいる。ただ、薄型テレビの販売台数全体に占める割合はわずか1%程度にとどまり、今年を「3D普及
元年」とするかけ声とは裏腹に、今のところは期待外れとなっている。
東芝は28日、高級薄型テレビ「セルレグザ」などから8モデルの3Dテレビを8月下旬から順次発売すると
発表した。店頭価格は28万~100万円を想定。対応のブルーレイ・ディスク(BD)録画再生機なども、同
時期に投入する。
3Dテレビはパナソニックが今年4月に先陣を切って発売。6月のソニーに続き、シャープも7月30日に売
り出し、東芝で4社目。
主要4社の製品が出そろったが、販売は当初期待されたほど伸びていない。市場調査会社BCNによると、6
月の薄型テレビ販売台数に占める3Dの割合は0・8%。直近の7月第3週でも1・4%と、勢いはない。
業界では年初の見本市などで試作品をお披露目し、「3D普及元年」とあおったが、大手幹部は「盛り上がっ
ているとまではいえない」と肩を落とす。
普及のネックは、3D対応ソフトの不足と、通常のテレビよりも40型で70%近く割高な価格。ソフトにつ
いては今年10月以降、3D映画のブルーレイ・ディスクなどが続々発売される。
各社とも「今回は一過性のブームでは終わらない」(シャープ幹部)との見方で一致している。ただ、「お茶
の間で専用メガネをかけてテレビを見るのかという根本的な問題もある。テレビに当たり前のように3D機能が
付くようになるまで、爆発的な普及は難しい」(アナリスト)との声もある。
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