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去年1月、高松市で、信号待ちの乗用車を奪ったとして、強盗傷害などの罪に
問われた無職の39歳の男の裁判員裁判で、高松地方裁判所は
「被害者の肉体的、精神的苦痛は大きく、結果は重大だ」として
懲役6年の実刑判決を言い渡しました。
高松地方裁判所で裁判員が審理したのは、去年1月、高松市春日町の県道で、
無職の對馬浩司被告(39)が、知り合いの男が運転する車を信号待ちの乗用車に
わざと追突させ、被害者の男性が降りたすきに車を奪ったうえ、逃げる際に男性に
全治4か月余りのけがを負わせたとして強盗傷害などの罪に問われた事件です。
裁判で検察側は、懲役8年を求刑していました。
14日の判決で高松地方裁判所の幅田勝行裁判長は、
「車を取り戻そうと被害者がエンジンキーに手をのばしていることがわかっていながら
車を急発進させた非常に危険な犯行で、重傷を負わされた被害者の肉体的、
精神的苦痛は大きく結果は重大だ」と指摘しました。そのうえで
「積極的に暴行、傷害を加えようという意図まではなかったとみられ、
反省もしていることを考えると8年の求刑はやや重過ぎる」として懲役6年の実刑判決を言い渡しました。
ところで今回の裁判では、裁判員のうち女性1人が13日の午後に解任され、
補充裁判員の男性が裁判員として評議と判決にのぞみました。
高松地方裁判所で審理された裁判員裁判で、裁判員が解任されたのは初めてです。
解任の理由について裁判所では「個人のプライバシーに関わる」として明らかにしていません。
ソース:NHK香川県のニュース 07月14日 19時00分
URLリンク(www.nhk.or.jp)