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友好どころかピリピリ…自衛隊と中国人民解放軍が初交流
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昨年の日中防衛首脳会談での合意に基づき、中国人民解放軍と自衛隊による部隊レベルの交流が今月、
兵庫県伊丹市で行われていたことが分かった。日中の歴史上、初の画期的な出来事だが、
中国海軍の軍備増強など東シナ海での緊張を抱える時期だけに、お互いにピリピリムードが漂い、
友好からはほど遠い雰囲気だった。
日中防衛首脳会談は昨年、北京と東京で行われ、中国の軍区と陸自方面隊レベルが相互理解、
信頼関係の構築を目的に交流していくことで合意した。これを受け、
中国全土に7軍区を持つ人民解放軍のうち、山東省済南市に司令部を置く済南軍区の司令員、
范長龍上将ら高官8人が来日。創隊50周年を迎えた伊丹市の陸上自衛隊中部方面総監部を今月15日に公式訪問した。
一行は応接室で角南俊彦総監(陸将)と懇談した後、部隊概要や武器・装備品の説明を受けた。
その際、范上将は七四式戦車や自走りゅう弾砲について「射程は?」などと質問したが、
自衛官は「お答えできません」と回答を拒否。すると、
范上将は随行武官に中国語で「この砲の自走速度が16キロとは遅すぎるね」とやり返し、
自衛官の顔が引きつる場面もあった。
角南総監は「部隊間交流により、相互理解と信頼関係の増進がはかれることは意義深い」と話したが、
中国側からのコメントはなかった。
今回の交流について、軍事専門家は「中国海軍艦船が沖縄の公海上を白昼堂々と突っ切ったり、
訓練中のヘリが警戒監視の海自護衛艦に異常接近するなど、
緊張を抱えた中での実施。対中接近姿勢の強い民主党政権下だけに、
日中間の政治経済上の思惑を感じる」と話している。