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「北教組ぐるみ」認める…小林氏陣営への違法献金
北海道教職員組合（北教組）が民主党の小林千代美衆院議員（４１）（北海道５区）陣営に、
１６００万円を違法に提供したとされる事件で、政治資金規正法違反（企業・団体献金の禁止）
に問われた団体としての北教組と同委員長代理の長田秀樹被告（５０）の初公判が１９日午後、
札幌地裁（園原敏彦裁判長）で始まった。罪状認否で、長田被告は「間違いありません」
と述べ、起訴事実を全面的に認めた。
同法の両罰規定を適用し、北教組のような職員団体が罪に問われるのは異例で、
北教組の事実上トップの長田被告が違法献金を認めたことによって、
小林氏陣営の活動資金が北教組の違法資金に支えられていた実態が裏付けられた形だ。
北教組は長田被告らの逮捕後、「不当な組織弾圧。嫌疑を晴らすべく闘う」とのコメントを発表し、
長田被告も黙秘を続けるなど、検察側と徹底抗戦の構えを見せていたが、公判では態度を一転させた。
同事件を巡っては、「小林ちよみ合同選挙対策委員会」の資金管理統括で、
同法違反に問われた自治労北海道財政局長の木村美智留被告（４６）も、
１８日の初公判で起訴事実を認めている。
北教組では、書記長（５５）と会計委員（５２）も同法違反容疑で逮捕されたが、
従属的な関与だったとして、不起訴（起訴猶予）とされた。
ソース：（2010年5月19日 読売新聞）
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