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朝日新聞を揶揄した投書「赤井邦道」騒動を覚えているだろうか。
2002年12月23日、朝日新聞の読者投稿欄に、赤井邦道と名乗る人物の投書が掲載された。
韓国のKリーグに移籍した日本人選手については、
ヨーロッパに行った選手と比べて情報が伝わってこないという。
韓国のサッカーは実力もあり、日本はもっとアジアにも目を向けるべきであると
提言している。
この投稿者は「赤い報道」とかけた偽名を使用していたようで、
朝日新聞の報道姿勢を揶揄する意図が込められていた模様。
問題の投書が掲載される前から、同じ名前でネット上に朝日を揶揄する書き
込みをしていた人物がいたことが判明。後日、
朝日新聞は、当該の投書が悪意のものであったようだと、紙面で発表した。
その後もネット上には、「赤井邦道」に類するHNを使用した書き込みが後を絶たない。
主な内容は、新聞への架空の投書という形式をとり、報道姿勢や特定の主義主張を
揶揄するというものだ。その中でも特に有名なHNの一つに、
男女共同参画問題やジェンダーフリー関連の架空投書に使用されているものがある。
それと同姓同名の人物による投書が、2010年5月16日の中日新聞の読者投稿欄に
掲載されたとのことで、話題になった。
「女性が社会リードの時代に」という題名の投書で、
名古屋市東区に在住の会社員と書かれている。
「これからの男女共同参画社会は女性の活躍が欠かせない。
だからさらに女性を優遇する必要がある」、「男性から不満が
出るかもしれないが、仕方ないことだと思う。
むしろ、男女共同参画社会に協力するための男性の義務といってもよい」という。
ネット上では、新聞社が釣られたのではないかとの意見が続出した。
真相を確認するべく、17日に中日新聞の読者投稿欄の担当者に連絡を取り、話を聞いた。
ネット上の架空投書について話したところ、それと同姓同名の人物が
存在していてもおかしくないという。投稿者は紛れもなく実在の人物であると、
担当者は断言した。掲載前に本人に電話で連絡し、確認済みだそうだ。
ということは、これまでネット上に膨大な数が出回っている架空投書も、実在の人物の
名を騙ったものである可能性があるのだろうか。もしそうだとしたら、
悪質極まりない。しかし、朝日新聞の事例では当初、新聞社は投稿者と連絡が
取れていたが、掲載後に音信不通になったという。
今回も、同様の事態にならないことを祈りたい。
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