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近畿、中国地方を中心にスーパーマーケットを展開する「山陽マルナカ」(岡山市)が、
取引上優位な立場を利用して、納入業者から不当に従業員を派遣させるなどしたとして、
公正取引委員会は18日、独占禁止法違反(不公正な取引方法)の疑いで山陽マルナカの
本社など立ち入り検査した。
関係者によると、山陽マルナカは、岡山県内の納入業者などに従業員の派遣を不当に
要求したり、閉店セールなどで仕入れ代金の値引きを要求したりした疑い。売れ残り商品
の返品を迫った疑いもあるといい、公取委では、優越的地位を乱用した不公正取引にあたる
とみている。
今年1月施行の改正独禁法は、「優越的地位の乱用」を新たに課徴金の対象とした。
処分確定なら改正後初の適用となる。
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