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スレタイ
東京では不健全図書、大阪では指定しなければならないマンガではない
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都青少年健全育成条例改正案:不明確な基準論議、表現の自由どう守る
(略)
◇「萎縮は始まっている」
●出荷停止・削除
規制強化に踏み込んだ都の改正案だが、大阪府では別の受け止め方もされている。
橋下徹府知事は「規制の必要があるかどうか見極めたい」として実態調査を指示
した。府青少年課では、猪瀬直樹・都副知事が3月29日に放送されたBSフジの
番組で不健全図書として例示した「奥サマは小学生」(秋田書店)の一部分のコピー
を都から取り寄せ、先月の府青少年健全育成審議会に参考資料として配布した。
しかし、同審議会では直ちに指定しなければならないコミックだとの声は出なかった
という。
ところが、秋田書店は毎日新聞の取材に、同書を出荷停止にしたことを明らかにし
た。同番組の放送後に、作者の松山せいじさんから「もう出さないでほしい」との
連絡があり、3月末に事実上の「絶版」にしたという。同社の神永悦也編集局長は
「確かにタイトルは過激だが、中身はギャグ漫画。一部を見て判断されてしまったの
は残念だ。編集部内でも小学生に見えるような表現は極力抑える雰囲気が生まれてい
る。自主的な取り組みを尊重してほしい」と話した。
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大阪府青少年健全育成審議会で有害図書に該当するかを判断する担当部会長を務める
園田寿・甲南大法科大学院教授(刑法、情報法)は「わいせつ画像が容易に入手できる
インターネットが普及して世の中にポルノがあふれているほどには性犯罪は増えていな
いことから分かるように、性表現が青少年の健全育成を阻害するという、多くの研究者
が納得する学術成果はいまのところない」と指摘する。「都も含めて現行条例でほとん
どが対応可能だ。そもそも単なるがい然性では表現の自由は規制できないはずだ」とした。
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