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「バチカンが許すのは当然」
秀里 音子(学生 23歳 東京都)
バチカンのサンピエトロ大聖堂で、ローマ法王ベネディクト16世が
クリスマスイブのミサ直前に、参列者の女性から飛びかかられ転倒
した。この事件で、フランス人の枢機卿が足を骨折したそうだが、
肝腎の法王に怪我がなかったのが残念である。
当の女性は一昨年のクリスマスイヴにも同じ行動を試みていたという。
この件について、バチカン当局は25日、当の女性を許すと発表した
らしいが、何を勘違いしているのだろう。
たとえ相手が法王だろうが誰だろうが、女性が男に飛びかかるのも
殴る蹴るのも、それは女性に認められた自由であり権限である。
特にキリスト教は、過去2000年に渡って女性を蔑視し、女性の自由
を抑圧してきた。それに対して世の女性たちが抗議の意を唱えるの
は、むしろ当然のことである。
当の女性は、法王を傷つけるつもりはなかったと述べているらしい
が、それは当の女性のほうがキリスト教の権威によってさんざんに
傷つけられ続けており、それに比べて少しぐらい法王が傷を負おう
と、大したことはないからだ。
バチカン当局は、当の女性についてどうこういうよりも前に、自分
たちが女性たちに対して犯してきた罪の数々を速やかに認め、世界
の女性たちに対して謝罪の意を表するべきだ。
そして、当の女性には今年のクリスマスイヴこそ、法王への正義の
鉄槌を食らわすことに成功して欲しい。