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民主党の小林千代美議員と北教組が、バッシングの嵐にさらされている。
小林議員の資金管理責任者と北教組幹部が違法なカネをやりとりした疑いで逮捕され、
「議員を辞めろ」「これでも教職員の団体か」と攻撃されているのだ。
しかし、これ、そんなに大騒ぎするような事件なのか。
逮捕された北教組の幹部3人は、「小林ちよみ合同選挙対策委員会」
の資金管理責任者(逮捕済み)に合計1600万円を渡したとされる。この委員会は、
政党や政治資金団体でなく、企業や団体から献金を受けると、政治資金規正法に
違反してアウトになる。
もっとも、労組が、政党や政党支部、政治資金団体へ献金すること自体は違法ではない。
裏献金は許されないが、政党支部などに献金した形にして表に出せば、何の
問題もなかったのだ。
「献金の事実を組合員に知られたくなかったのか、
資金繰りの悪化に慌てたのか分かりませんが、裏で処理したのはまずかった。
でも、悪質なのは、その一点です。それも、たかだか1600万円の
話。西松建設からの献金を偽装し、秘書1人の略式起訴に終わった
二階俊博前経産相の900万円と比べても、ベラボーに多いとはいえません」
(永田町関係者)
それでも札幌地検は北教組のガサ入れに50人もの係官を投入。大がかりな捜索で、
国民に重大犯罪であるかのような印象を与えた。
これにマスコミも飛びついた。「参院選を直撃」「不透明な労組マネー」と書き立て、
民主党政権の足元を揺さぶっている。
自民党も大喜びだ。大島幹事長は「首相の脱税、
小沢氏の疑惑、北教組の問題。まさに3点セットだ」と吠(ほ)
え、バカの一つ覚えのように参考人招致を口にしている。
確かに鳩山政権には、平野官房長官=電機労連、直嶋経産相=自動車総連、仙谷国家戦略
相=自治労と労組系が多い。しかし、特定の団体に支えられた政治家は、医師連盟や
看護連盟といった組織丸抱えの候補を党の公認にしてきた自民党にもウヨウヨ。
官僚が出身官庁と関係業界の後押しを受けて立候補するのも珍しくなかったし、
自衛隊OBの指定席だって用意されている。
創価学会と切っても切れない公明党や、組合に支えられた社民党もそう。
票もカネも面倒を見てもらっている政治家なんてゴマンといるのだ。
政治評論家の本澤二郎氏が言う。
「結局、捜査当局と大マスコミは、官僚政治の打破を掲げる民主党を
潰したいのでしょう。鳩山首相と小沢幹事長の逮捕はできなかったが、
民主党のイメージダウンには成功しました。次のターゲットは労組。『労組は怪しい』
『その支援を受ける民主党も怪しい』とネチネチやるわけです。
参院選までに鳩山政権をボロボロにしたいとの意図を感じずにはいられません」
日本の政治は危機的状況にある。
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