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剛球・多田野に変身だ。日本ハムの多田野数人投手（２９）が２２日、千葉・鎌ケ谷の
屋内練習場で今季初めてブルペンに入った。米国アリゾナ仕込みのトレーニングで
パワーアップ。力量感のある速球がズバズバと決まった。３年目の勝負の年。
剛球投手として再生した多田野がローテーションに定着、２ケタ勝利にチャレンジする。
今年の初ブルペンは、立ち投げだけで終わらなかった。捕手を座らせて２５球。
本腰入れて投げ込むストレートがズドンと捕手の構えたミットに吸い込まれた。
「すごくいいですよ。グイっと行く感じ。今までとは全然違う。トレーニングの効果が出ています」。
パワーピッチャー変身を目指す多田野が、満足そうな笑みを浮かべた。
６日から１０日間、アリゾナ州テンピのトレーニング施設で鍛えてきた。
オフに大リーガーなどプロ選手が結集する“トラの穴”。先進的なトレーニングで
パワーアップを図った。「４、５人のグループでやるんです。だから手も抜けない。
自然と熱が入るんです」。特に、入団時に骨折し昨年１１月までプレートが入って
いた左手を強化。極端に弱体化した左側の筋肉を強化したことで
「バランスが良くなってきた」と言う。「きょうトレーナーから足も速くなったと言われた。
それだけ目に見えて違いがでているみたいです」
昨季は夏場に腰を痛め２軍落ち。１３試合で５勝５敗とローテーションを確保できなかった。
今季は「好不調の波を抑え１年間フルに働くのが目標」と言い切る。
確かな手応えをつかんだニュー多田野が、初の２ケタ勝利を果たす。
URLﾘﾝｸ(www.hokkaido-np.co.jp)
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