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三島市と東京都八王子市で09年、性犯罪を4件繰り返したとして強盗強姦(ごうかん)などの罪に問われた、山梨県富士吉田市、無職、
大谷祐介被告(24)の裁判員裁判は18日、静岡地裁沼津支部(片山隆夫裁判長)で初公判が開かれ、大谷被告は起訴内容を認めた。
裁判員裁判は県内では5件目だが、性犯罪を問う初めてのケース。審理は被害者のプライバシーに配慮しながら行われた。【田口雅士】
15日に選任された裁判員は男性5人、女性1人の計6人。補充裁判員は男性2、女性1の計3人で、いずれも初公判に臨んだ。
裁判は19日結審し、20日は裁判官と裁判員の評議に充てる予定。判決は21日、言い渡される。
片山裁判長は初公判の冒頭、「事件の性質上、名前や住所など被害者を特定する事柄は法廷で明らかにしないと決定している」と説明。
発生順に事件を1~4号と番号で呼び、被害者については名前でなく、A、B、C、Dとアルファベットで表すことを確認した。
併せて、事件の状況を再現した写真は、傍聴席から見える廷内の大型モニターに出さず、裁判員の手元に置いた小型モニターに映すにとどめた。
検察側は冒頭陳述で、大谷被告の手口に言及。被害者に両親の名前や住所を紙に書かせ「おれが捕まるようなことがあれば、仲間が家族を殺すぞ」
と脅したり、携帯電話のカメラで被害者を撮影し「警察に言ったらユーチューブ(動画投稿サイト)に流す」と脅迫していたと指摘した。
女性の検事が、被害者の1人の母親から聞き取った調書を読み上げるうち声を震わせ、裁判員がじっと見つめる場面もあった。大谷被告の
母親も証人尋問で出廷したが、裁判員から質問はなかった。
起訴状によると、大谷被告は09年5月26日午後7時半ごろ、三島市内の10代女性が自宅の玄関ドアを開けるすきを狙って侵入。
「騒いだら殺すぞ」などと脅して頭などを殴りつけて現金7000円を奪ったうえ、乱暴したとしている。このほか、強姦事件1件、
強姦未遂事件2件を起こしたとしている。
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