10/01/25 20:57:04 0
昔々、猟師が山奥に一人で住んでいた
そこへ、どこからともなく猫が迷い込んできた
そのままなんとなく居つくことになり、
いつのまにか飼い猫になっていた
ある日、猟師はいつものように、囲炉裏の火で鉛をとかし、
型に鉛を流し込んでは、弾をつくっていた
冷えて固まった鉛玉は、囲炉裏のフチに並べていたが、
猫がじゃれて弾をころころ転がして遊んでいる
次の日、猟師はいつもように昨日つくった鉛の弾を袋に入れ、
山奥へ猟に出かけた
その日は、めえずらしく、なぜだかその猫もついてきた
いつものように獲物を求めて山奥を歩くが、いつのまにか暗くなっている
戻ろうとするころにはすっかりアタリはくらくなってしまった
ん?いつのまにか、飼っていた猫はいない・・・
仕方ないので、あたりを歩いて探してみるが、、一向にみつからない
そのときっ!
前から、なんともいえない不気味な影が近づいてくる・・・!!
茂みから出てきたそれは、、大きな猫の化け物だった!!!
その大きな化け物の顔は、まさにあの飼い猫のそれではないか!
猟師は、あわてて袋から弾を取り出し、鉄砲にこめて化け物に向かって撃つ!
バーン!バーン!
しかし、化け物はなぜだかヒラリヒラリとかわす
まさか、、、
昨日の夜弾でじゃれていたのは、弾の数を数えていたのか、、、