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大学の友人が住んでるマンションが７階建てなんだが、所謂１３階段の噂がある。
１階上がるためには１２段の階段を１つ上る。階段は全て１２段で統一されている。
１階から７階まで１つ１つの階段の段数を全て数えて上っていくとどれかの階段が１２段のはずが１３段になるらしい。
夏休みのある日の夜、寝ようとしていた時にその友人から電話がかかってきて、噂が本当か試すと言い出した。
１つ目の階段を上ると１２段だった。
２つ目３つ目も１２段。
「お前アホらしいことしてると思うわ。」
「いいじゃねーか、電話かけてるのも階段上ってるのもここに住んでるのも俺なんだし。」
そんな話をしながら電話越しに友人と一緒に段数を数えていった。
「１０…１１…１２……１２段か。やっぱありえないな。でもお前勇気あるよな。」
「まあな。次が最後の７つめの階段だわ。よし上るぞ。１…」
そのとき、電波が悪くなり電話は通じなくなった。なぜかかけ直す気にはならず、そのまま眠りについた。
そういえば夏休み開けてからその友人にはまだ大学で会ってないや。