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府民の約７５％が犯罪に遭う危険を意識して生活している－。
府が府民を対象に行った治安に関するネットアンケートでこんな結果が出た。
また、過半数が府内の治安について「悪い」か「どちらかといえば悪い」と感じている。
府内では街頭犯罪が全国ワーストワンの状態が続いており、
犯罪に対する府民の不安が浮かび上がった格好だ。
府内のひったくりや路上強盗、自転車盗など８種類の街頭犯罪件数は昨年約１０万４千件。
こうした現状をふまえて、府民の治安に対する意識などを調査するため、
府が９月下旬から１０月上旬にネットアンケートシステムに登録している府民を対象に実施し、
１６５９人から回答を得た。
「あなたは、日常生活において犯罪に遭う危険を意識していますか」との設問に対し、
「常に意識して生活している」「どちらかといえば意識して生活している」とした回答が計７５・６２％を占めた。
「現在の大阪の治安についてどう思いますか」には、
「どちらかといえば悪いと思う」「悪いと思う」と答えた人が計５１・６５％だった。
ふだん行っている防犯対策に関する質問では、自転車に２つ以上のカギをつけていると回答した人が１９・７％。
２２・１７％がオートバイや自動車に盗難防止装置、ナンバープレート盗難防止ネジなどを取り付けているとしている。
その一方、自宅の玄関、窓の施錠を確実に行うようにしているか、どうかは８・９３％が「していない」と回答しており、
不安を感じながらも対策を完全にはしていない現状もうかがえる。
また、地域での防犯活動については、「（十分）行われている」「行われているほうだと思う」と回答した人が計２４・５４％。
行政に対しては、「地域における犯罪情報の提供」などの支援を求める声が多かった。
犯罪に遭う危険を意識しているとの回答が４分の３を占めたことに対して府治安対策課では
「府民の不安の表れである一方、防犯意識の高さでもある」とし、
府警と協力して平成２３年には街頭犯罪ワーストワン返上を目指している。
ソース：MSN産経ニュース 2009.12.9 02:58
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