09/11/30 16:20:05 0
栃木県では、うそをつく人に未来を担う子どもたちの教育を任せているのである。
教育現場では、人を欺くことを奨励しているのだろうか。
宇都宮市内の市立学校の教諭が、教え子の女子の胸を繰り返し触り、懲戒免職処分を受けた。
宇都宮市教委と県教委の会見では、プライバシー保護を盾に、小学校か中学校かすら明かさない。
後の取材で、特別支援学級の女子が被害者だと分かった。抵抗しづらい、障害を持つ子どもに対し、
執拗(しつよう)に繰り返した教諭の卑劣な行為は、一般のケースと悪質さの度合いが違う。
だが、県教委は会見では、特別支援学級だったことを否定した。学校の副校長は取材に対し、
事実そのものを認めず、隠ぺいに走っている。「ノーコメント」や「言えない」という回答ならまだ分かる。
その場を取り繕う形での事実と異なる発言は、危機管理の対応では最悪だ。
宇都宮市はインフルエンザによって休校や学級閉鎖になった学校名を、風評被害を理由に当初は
公表しなかった。プライバシーを悪用し、自分たちに都合の悪い情報を伏せるという隠ぺい体質が染み付いている。
実は市教委と県教委の会見では、情報公開を巡り多くの記者から厳しい質問もあった。
しかし、権力の乱用ぶりを指摘する報道は、ほとんどなかった。権力監視のウオッチドッグ(番犬)機能は、
マスメディアの重要な役割のはずなのだが。
メディアのもう一つの責務は、国民の「知る権利」に応えることだ。行政に都合のいい「発表記事」だけ
書く記者は、知る権利に応じていない。権力者の単なる御用聞きをするだけの「忠犬」である。
ソース:毎日jp/栃木
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