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大阪府施設「常に日の丸掲揚」条例案 自民府議団提出へ
2009年11月25日13時32分
自民党大阪府議団は25日、府立高校などを含む府の施設に常に「日の丸」を掲げるよう定める「国旗掲揚条例案」を、
開会中の定例府議会に提出する方針を決めた。卒業式などを除いて掲揚を義務づけられていない府立学校に、
常に掲げるよう定める狙いだ。学校での掲揚の強制を進める内容のため、今後波紋が広がる可能性がある。
ただ府議会各会派の賛否は割れており、現時点で条例案の可決に至るかどうかは微妙な情勢だ。
文部科学省によると、01年春以降、全国すべての公立高校の入学式と卒業式で国旗が掲揚されている。
ただ国旗・国歌法を所管する内閣府は、都道府県で学校現場の国旗の常時掲揚を定めた条例は「聞いたことがない」とする。
条例案の名称は「大阪府の施設における国旗の掲揚に関する条例案」。第1条で「国を愛する府民の意識の高揚と次代を担う
子どもたちの国際感覚の収得に寄与する」と目的をうたい、第3条で国旗掲揚を定める。対象施設は府庁やその出先機関、
府立学校、警察など。条文に罰則はないが、職員が違反すれば、地方公務員法違反などで懲戒処分される可能性がある。
府議会では1963年に全国の官公庁、学校で平日昼間の国旗掲揚を求める決議が採択された。今年10月、
自民党の西田薫議員が教育常任委員会で「決議があるのに府立学校で実施されていない」と指摘。橋下徹知事が
「条例制定という方法をとっていただけたら、国旗である以上、問題ないと思う」と答弁した。
これを受け、自民党の一部議員が条例化を検討。同党は今後、各会派に条例案提出の方針を伝え、
12月15日までの会期中の可決を目指す。
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