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送ったメールの真意が伝わらず、的外れの返信を受けることが度々ある。
高校生の娘や息子からそんな返事をもらった時に送信メールを見返し、
「こんな表現が誤解を生んだのか」と反省する。
そんなことを繰り返し「誤解のない文を」と考えて長時間を要したり、
文章が長くなったりするから、何のためのメールか、とふがいなく思ってしまう。
メールは携帯での通話より料金は安く、早いレスポンスを相手に求める必要の
ない時には好都合だ。一方で、誤解を生じる危険性もあると感じていたところ、
そんな問題意識を共有できる行事に出席する機会があった。
函南町内で14日開かれた「青少年健全育成強調月間県大会」だ。教育関係者らが
集う年1回の大会で、今回テーマは「青少年とのコミュニケーションについて考える」だった。
コーディネーター役の研修企画運営会社社長の須見庸子氏によると、若者の
コミュニケーション手段は対面からメールへ変わりつつある。大会で活動内容などを
発表した中高校生に、須見氏が大事なことを伝える方法を尋ねたところ、対面とメールが半々だった。
対面派は「言葉だけでなく、表情や声で伝えることができ、誤解も少ない」、
メール派は「よく考えた文を送れる」「面と向かって言えないことも伝えやすい」と
それぞれの利点を説明していた。
やり取りを見て考えたのは、メールにおける絵文字の存在だ。私と子どもたちが送るメールの
決定的な違いは、そこにある。子どもたちからのメールを見直すと、絵文字で感情を表現
するなど誤解を生まない仕掛けになっていることに気付く。絵文字がメールに対面型の
長所も取り入れているというわけだ。
ただ、記号では微妙なニュアンスは伝わらない。どんな時代でも「コミュニケーションの
基本は対面」と改めて思った。
ソース:毎日jp/静岡
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