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しまねレッドデータブックの絶滅危惧（きぐ）１．類に分類されている希少なラン科の植物、
マヤラン（摩耶蘭）がこのほど、浜田市内で見つかった。島根県立三瓶自然館（大田市）に
よると、同県内では松江市と隠岐の島町で数例確認されているが、石見部で見つかったのは
初めてという。
マヤランは南関東以西の山中に自生し、花弁の中心部が赤茶色で、周辺が白色なのが特徴。
キノコなどの菌類に寄生して養分を得ており、兵庫県の摩耶山（まやさん）で発見されたことに
ちなみ、名付けられた。
浜田市三隅町の住民でつくる三隅植物愛好会の世話人、三浦博文さん（６６）がこのほど、
同市殿町の浜田城跡を散策中、偶然、高さ２０センチほどのマヤランを見つけた。
三浦さんは「図鑑で見たことはあったが、まさか浜田に生えているとは」とびっくり。
植物に詳しい同自然館の葭矢崇司主任研究員は、自然林の常緑広葉樹の下で生育する
植物と説明。「浜田の町中に、人の手があまり入っていない林が残っていたということだろう。
希少な植物なので、見つかったのは幸運というしかない」と話している。
マヤラン：
URLﾘﾝｸ(www.sanin-chuo.co.jp)
ソース（山陰中央新報）：
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