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★KBSのドキュメンタリー番組、今度は「やらせ」
2009年07月23日11時44分 / 提供：朝鮮日報
1998年、飼育されたカワウソを「野生」と偽って紹介したKBS第1テレビの番組『日曜スペシャル－
自然ドキュメンタリー カワウソ』が物議を醸してから約10年。今度は同局の代表的なドキュ
メンタリー番組『環境スペシャル』が「やらせ」シーンを放送していたことが明らかになった。テレビ
局が威信を懸けて制作しているはずの、教養番組の象徴といえる自然ドキュメンタリー番組で、
またもや真偽をめぐる論議が巻き起こったというわけだ。
問題の番組は、昨年3月に放送された『夜の帝王・ワシミミズク』と『夜の帝王・ワシミミズク
3年間の記録』。3年にわたって取材を続けたとして話題になり、高い視聴率（13.3%）を記録、
フランスやベルギーで行われた「海外自然映像フェスティバル」の本選にも出品された。
だが、本紙が21日、「鳥博士」として知られる慶煕大の尹茂夫（ユン・ムブ）名誉教授から入手した
当時の撮影テープを再生したところ、ワシミミズクが狩りをする場面の一部は、自然な状態で撮影
されたものではないことが分かった。約1時間40分の撮影テープの中で最も目に付いたのは、
ひもで足を縛られ、カメラの前でぐったりしているウサギだった。番組では「ワシミミズクは果たして、
すばしこいウサギを捕まえられるか。スタッフはその生々しい様子を目の当たりにした」というナレ
ーションが流れたが、実際にはウサギは「エサ」として用意されていたというわけだ。
尹教授は「ウサギだけでなく、キジやネズミなども誰かがエサとして持ち込んだようだ」と主張した。
また、「野生のように見えるキジを『環境スペシャル』の制作スタッフに売った」という証言も出た。
一方、制作スタッフも「やらせ」があったことを一部認めた。シン・ドンマン・プロデューサーは22日、
本紙の電話取材に対し、「ウサギ、キジなどをひもで縛って撮影したこともある。だが、“でっち上げ”
ではなかった」と話した。
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