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★関学大教授のセクハラ処分は無効 地位確認請求訴訟で勝つ
虚偽のセクハラ(性的嫌がらせ)被害の申告で名誉教授の称号を取り消した処分は不当として、
関西学院大(兵庫県西宮市)神学部元教授の男性(72)が大学に地位確認と慰謝料など550
万円を求めた訴訟の判決で、神戸地裁尼崎支部は9日、処分を無効とし、大学に220万円の
支払いを命じた。
判決理由で竹中邦夫裁判長は、処分の根拠となった被害申告のうち事実と認められるのは
一部だけで、それも問題性は軽い、と指摘。「大学は必要な調査手続きを踏まず、事実認定を
誤った」と判断した。
判決によると、関学大は2005年7月、女子大学院生から「手にキスされた」などの申告を、元
教授に弁明の機会を与えず、十分に調査しないまま事実と認め、名誉教授の称号を取り消した。
関学大は「判決文を読んでいないのでコメントは差し控える」としている。
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