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2010年W杯が行われる南アフリカで1日、W杯開催に向けて一部運行が始まった高速バスが銃撃され、
警官ら2人が負傷する事件があった。事件が起こったのは同国の最大都市ヨハネスブルク郊外の
旧黒人居住区ソウェトで、乗り合いタクシーから何者かがバスを銃撃。警官と乗客が負傷した。
捜査関係者によれば、負傷者2人はいずれも足を撃たれたが、生命には別条ないという。
公共交通機関の整備が遅れている南アでW杯を機に導入された高速バスに対しては、
タクシー乗務員評議会が乗客を奪われるとして反対。政府との話し合いで回避されたが、
一時はストライキを検討していた。犯行はタクシー関係者の犯行とみられている。
警備のため警官が同乗する中、運行開始から2日目に起こった事件に対し、
ヌデベレ運輸相は「最も強い言葉で非難する」と強く非難。警察に一層の警備強化を促した。
高速バスはW杯期間中に観客らの重要な移動手段となる見通し。
以前から高い犯罪発生率が懸念されていた中、今回の事件はW杯に向けた
治安面での大きな不安材料となりそうだ。
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