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千葉県庁の元職員が事務用品などを購入したように見せかけ、
県から代金１５０万円余りをだまし取っていたとして詐欺の罪に問われた事件の裁判で、
千葉地方裁判所は、この元職員に「県民の信頼を裏切り、厳しく非難されなければならない」
として、執行猶予のついた懲役２年の有罪判決を言い渡しました。
この事件は、千葉県農林水産政策課の元副主査、平川昌樹被告（３６）が
去年３月から１０月にかけ、千葉市内の事務用品の納入業者に架空の請求書を
作らせて物品を購入したように装い、県から支払われた１５０万円あまりを
業者の口座にプールさせてだまし取ったとして、詐欺の罪に問われていたものです。
これまでの裁判で、平川被告は「千葉県庁には以前から架空請求で支払われた金を
取引業者に預ける仕組みがあって、県の管理体制に問題があった」と主張していました。
２日の判決で千葉地方裁判所の角谷比呂美裁判官は、
「県職員として清廉潔白さをわきまえるべき被告が私的な目的で
公金をだまし取ることは許されない行為だ」と述べました。
そのうえで「県民の信頼を裏切り、厳しく非難されなければならない」として、
懲役２年、執行猶予４年を言い渡しました。
ソース：NHK千葉のニュース 2009年6月2日 15時54分更新
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