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熊本地検は２７日、裁判員裁判の対象となる強制わいせつ致傷罪で、
熊本市八幡９、元市西消防署消防副士長、辰岡忍被告（２８）
（強制わいせつ罪などで起訴）を熊本地裁に追起訴した。
裁判員裁判の対象事件が起訴されたのは県内で初めて。
今後、争点を整理する公判前整理手続きが行われ、初公判などの期日が決まる。
起訴状によると、辰岡被告は２月１８日深夜、熊本市元三町の歩道で、
２０歳代の女性を路上に押し倒してわいせつな行為をし、
頭などに約１週間のけがを負わせた、としている。
起訴を受け、記者会見した熊本地検の崎坂誠司次席は
「粛々と分かりやすい裁判を心掛けたい」と話した。
◇
熊本南署は２７日、辰岡忍被告を婦女暴行致傷容疑で再逮捕した。
発表によると、３月１８日夜、同市川尻２の路上で、２０歳代の
女子大生を押し倒したうえ、数百メートル離れた空き地に連れ込み、
暴行を加え、右足打撲など１０日間のけがを負わせた疑い。
「職場の人間関係がうまくいかず、ストレスがたまっていた」と容疑を認めているという。
辰岡被告は昨年１１月２７日未明、市内のアパートに住む女性方に侵入し、
女性の体を無理やり触ったとして、強制わいせつ罪などで１日に起訴された。
ソース：読売新聞 （2009年5月28日）
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