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大阪市内のマンションで平成１７年から今年４月にかけ、１人暮らしの女性が男に乱暴された上、
現金を奪われる事件が相次ぎ、府警捜査１課は１２日、強盗強姦容疑で、同市平野区の自営業、
鎌田公一容疑者（４３）を逮捕した。
捜査１課は、粘着テープで顔をふさいだり、カッターナイフで脅したりする手口などから
同一犯とみて捜査。事件現場の遺留物から同一のＤＮＡ型が検出され、鎌田容疑者の
ＤＮＡ型と一致した。同課によると、鎌田容疑者は容疑を認めているという。
逮捕容疑は今年４月１０日未明、大阪市中央区のマンションに住む２０代の女性宅に押し入り、
「静かにしろ」と脅迫。粘着テープで女性の目や口をふさいだ上、両手をしばって緊縛。
女性を暴行し、現金数万円を奪ったとしている。
捜査関係者によると、逮捕容疑を含めた事件は平成１７年１１月から今年４月にかけ、
大阪市西区や中央区などのマンションで７件発生。いずれも未明から早朝の時間帯に、
１人暮らしの女性がマンション入り口から一緒に入り込まれて襲われたり、
無施錠の玄関ドアから押し入られたりしたという。
手口はほぼ同じで、カッターナイフを突きつけて「静かにしろ、殺すぞ」と脅迫。
粘着テープで被害女性の目や口をふさぎ、両腕を緊縛して暴行した上で現金を奪っていた。
マンションはオートロック式で発生当時は新築だったところがほとんど。
キャップ帽をかぶってマスクをして変装していたが、複数の防犯カメラの映像などから
鎌田容疑者が浮上。不審な白い車も映っており、車で移動していた可能性が高いとみられる。
このほかにも、１８年３月から４月にかけ、大阪市西区で手口が酷似した強盗致傷事件が３件発生。
いずれも女性がマンションでオートロックを解錠した後に一緒に入り込まれていた。
粘着テープで縛られて殴られた上、現金を奪われており、府警が関連を調べている。
付近の住民によると、鎌田容疑者は４、５年前までタクシー運転手をしていたが、
最近は働いている様子がなく、昼間は家にこもりがちだったという。
鎌田容疑者が約１０年前に引っ越してきた当時から知っているという女性（７５）は
「以前は朗らかで感じの良い青年だったのに、信じられない」と話していた。
ソース：MSN産経ニュース 2009.5.12 14:12
URLﾘﾝｸ(sankei.jp.msn.com)
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捜査員に伴われ自宅を出る鎌田公一容疑者（右から２人目）＝１２日午前９時１５分、大阪市平野区
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