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豚インフルエンザ:鼻ほじ、目こすり厳禁 備え、県健康対策課長に聞く /大分
◇「いつ県内に波及してもおかしくない」
連日、被害の拡大が伝えられる豚インフルエンザ。「既に国内には入っているだろうし、いつ県内に波及してもおかしくない」
と言う県健康対策課長の藤内修二医師に、ウイルスの特性や県民の心構えを聞いた。【梅山崇】
◇自覚あれば保健所へ
--ウイルスの脅威は。
◆Aソ連型インフルエンザと同じ亜型のH1N1なので、人体に未知の鳥インフルエンザ(H5N1)と違い、
ある程度の耐性が期待できる。実際、米国などでは死者が出ていない。なぜメキシコで100人以上の死者が出て、
若い世代に集中するのかなど常識でとらえにくい部分もある。
--WHO(世界保健機関)が警戒度をフェーズ3に据え置くのも、「鳥インフル由来の新型インフルよりまし」との判断か。
◆フェーズ4にすると影響が大きくなるのを考慮した面もあろう。H5N1のような新しい亜型なら既に4にしているだろう。
--過去に豚インフルに人が感染した例は。
◆米国で年4例ほど報告されているが、通常は豚から人への感染で人から人へは76年と88年に米国で起きた。
死者もわずかで感染爆発は起こらなかった。
--その際にワクチンは開発されなかったのか。
◆76年にワクチンがすぐ開発、使用されたが、せき髄などに深刻な副作用が出る人が続出した。
--発生地から帰国し、発熱があった場合どうすればよいか。
◆いきなり病院に行かず、最寄りの保健所に電話してほしい。県内16カ所の初診対応医療機関を紹介する。
その機関が準備したうえで対応する。簡単な診断キットで型を調べ、豚インフルの可能性があればタミフルを処方する。
16カ所中8カ所の感染症指定医療機関で継続的な治療を受けられる。
--普段の備えは。
◆2週間分の食料は備蓄してほしい。感染はくしゃみなどの飛まつ感染か接触感染。飛まつはマスクで防げる。
接触感染はウイルスがついた手から粘膜を介して入ってくる。だからこそ手洗いが大切だし、外出時に鼻くそをほじくったり、
目をこすったり、歯に詰まった食べかすを指で取ったりしないことが肝要だ。
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