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4月27日(ブルームバーグ):世界保健機関(WHO)は27日に、豚インフルエンザ流行に関する警戒レベルを前例のない水準ま
で引き上げる。WHOの事情に詳しい関係者2人が匿名を条件に明らかにした。
WHOの警戒水準は現在、6段階中3。4以上はWHOが1999年に段階別の警戒レベルを導入して以来で初めてとなる。WHO
の指針によれば、レベル4は「新ウイルスの一定地域への封じ込め、または拡大の遅延」を目的とする。レベル4に引き上げられた
場合、旅行についての警告が盛り込まれることが示唆される。
先月見直された指針によれば、WHOは各国政府にメキシコからの出入国者のチェックや旅行の制限、世界的な備蓄からの抗
ウイルス薬の配布、ワクチン開発開始などを勧告する可能性がある。WHOの報道官はコメントを控えた。
豚インフルエンザがメキシコから米国、カナダに拡大したことで、 1968年の香港風邪以来の大流行への懸念が高まっている。オ
ーストラリアや日本、シンガポール、韓国などは入国者のチェックを開始。香港は対応レベルを「シリアス(深刻)」と、「アラート(警戒)
」から引き上げている。欧州連合(EU)は関係地域への旅行手控えを勧め、20人の感染が確認された米国は公衆衛生上の非常事態を宣言した。
URLリンク(www.bloomberg.com)