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「近畿」より「関西」―。関西経済連合会は20日発表した関西ブランドに関する提言の中で、圏
域の呼称を「近畿」ではなく、「関西」を使用することが望ましいとした。地元の財界では「近畿」
より「関西」と呼ぶことが定着しているが、関経連によると「公式な提言に明記したのは初めてでは
ないか」(地域連携部)という。
大化の改新(645年)以降、都に近い地方として「近畿」が使われるようになった。一方、「関
西」は「関所の西」という意味で、近畿の異称として定着するのは江戸時代以降という。このため、
国の法律や行政は主に「近畿」を使用している。
ところが、関経連は「関西」という地名が史料に登場するのは、『吾妻鏡』の治承4(1180)
年とし、「こちらも由緒ある地名」と主張。さらに「近畿」の発音が「変態」を意味する英語と同じ
ため、提言では「世界に向けて情報を発信するにはイメージ形成に不利」としている。
ただ、「関西」そのものも海外にはほとんど知られていないのが実態。このため、とくに海外への
情報発信時には「関西」の呼称を前面に出したり、個々の都市名の後ろに必ず、「・関西」「in関
西」を添付したりするよう啓発活動を行う。また、「関西」の呼称採択に向けて関係者に強く訴える
予定だ。
産経関西
:URLリンク(www.sankei-kansai.com)