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「子供が投げたボールがベランダに入ったので取ってきてくれませんか」と声を掛け、
帰宅直後の住人が2階に上がったすきに侵入し、かばんを盗む事件が大阪市内で
相次いでいることが15日、捜査関係者への取材で分かった。大阪府警によると、
一昨年5月の発生以降、少なくとも14件の被害が確認されており、被害額は約350万円。
手口も酷似しており、府警は同一犯による連続窃盗事件として捜査している。
捜査関係者によると、同種事件は大阪市北区、都島区、旭区、淀川区、生野区、平野区で発生。
このうち最も多発している都島区では、JR大阪環状線京橋駅の半径1キロ以内に少なくとも6件
の被害が確認されている。
犯行時間帯は午前11時から午後4時。被害に遭った場所は、
いずれも裏通りの住宅街で、ベランダのある木造2階建ての共同住宅が狙われた。
男は身長170センチ前後で45~60歳ぐらい。上下同じ色の作業服を着ており、
スーパーなどから帰宅した直後の高齢女性に「ボールを取ってきてほしい」と声を掛け、
女性が2階のベランダに上がったのを見計らって、玄関先に置かれた手提げバッグや
財布を盗んで、その場を立ち去るという。
一昨年5月21日に北区で発生して以降、散発的に発生していたが、今年に入り同じ手口
の事件は増加傾向にある。これまでの捜査で犯行手口だけでなく被害者の目撃証言も
酷似しており、府警は同一犯とみて男の割り出しを急ぐとともに、警戒を強めている。
丁寧な口調で信用…犯行1分
「優しそうな雰囲気だったので、つい信用してしまった」。
昨年11月に被害に遭った都島区の女性(70)は事件を振り返る。
女性は近くの市場で買い物を終え、玄関前に自転車を止めた際、男に声を掛けられた。
丁寧な口調で話す男の言葉を信用し、1階居間に手提げバッグを置いて2階へ上がった。
しばらくベランダを探してみたが、ボールは見当たらない。約1分後、
下へ降りると玄関先に男の姿はなく、外へ出て呼んでも返事はなかった。
不審に思って自宅に戻り、バッグの中を確認すると、財布が盗まれていることに気づいた。
被害は現金約2万円とカード類。女性は「安易に信用した自分が悪かったとはいえ、
親切心を踏みにじられてショックです」と語った。
ソース:産経関西 (2009年4月15日 14:00)
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