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大阪府内で発生したコンビニエンスストア強盗の件数が、２００７、０８年の２年連続で
全国ワースト１を記録した。今年も３月末までに、昨年同期の１・５倍の３３件発生。
「簡単に襲える」という理由で、店員の少ない深夜や未明を狙う連続犯行も目立ち、
府警は多発地区の警戒を強める。
警察庁によると、コンビニ強盗の発生は、
０７年は〈１〉大阪６９件〈２〉愛知６５件〈３〉東京６２件、
０８年は〈１〉大阪７５件〈２〉愛知６２件〈３〉神奈川６０件―の順で多かった。
日本フランチャイズチェーン協会加盟のコンビニ経営１２社の店舗数は、
大阪は２７５６店（昨年８月）で東京（５７２６店）の半分に満たない。だが、
今年１～３月の発生件数も、統計のある０４年以降最多の３３件
（前年同期２２件）で、全国１位を“堅持”している。
「不況の影響」という見方もあるが、大阪ではひったくりなど街頭犯罪は減少傾向だ。
１月に枚方市で起きた事件で逮捕された無職男（２０）は「昨年暮れに初めてコンビニ強盗
をしたら簡単に金が奪えたので、またやった」、堺市で２件の強盗をしたとされる男女
（４月に逮捕）も「夜中でも営業しているから」と供述しており、犯行の安易さが浮かぶ。
府警は今月７日、府内のコンビニ業者に▽レジの現金を５万円以下に
▽深夜帯に複数の店員を置く―などの対策強化を要請。府警幹部は
「強盗は法定刑が懲役５年以上の重罪と思い知らせるためにも、犯人逮捕が一番の対策」と話す。
ソース：読売新聞 （2009年4月14日）
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