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泣き寝入りはしない-。銭湯で裸でいるところを盗撮され、その映像を使用したDVDがアダルト書店で
販売された女性が、精神的苦痛を受けたとして2200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、
大阪地裁は27日、大阪市浪速区のアダルトビデオ(AV)販売会社「なにわ書店」と、下請けの
制作会社に計660万円の支払いを命じた。
自らの裸体をビデオカメラに収められ、DVDとして売られてしまった女性の勇気ある訴えが実を結んだ。
訴えを起こしていたのは、関西に住む20代の女性。判決によると、この女性は2002~03年にかけて、
銭湯で裸体を盗撮された。03年になって、なにわ書店がこの映像を使用したDVDを販売。
女性は06年、知人を通じて自分が盗撮されているDVDが出回っていることを知った。
その後、女性は極度のストレスから、おびえや対人恐怖などの症状が出始めたという。
精神的に追いつめられ、リストカットを試みたことも。しかし泣き寝入りすることはせず、
提訴に踏み切った。
判決理由で府内覚裁判官は「プライバシーと肖像権を侵害している。女性は第三者から好奇の目で
見られているとのストレスからリストカットするまでに至った。多大な精神的苦痛を被っている」と非難した。
女性は会見で「泣き寝入りは許せなくて、提訴した。私一人の問題としてだけでなく、
世の中の女性の立場に立って判決を出してもらえた。こういう判決を出していただいて、ありがたい」
と語り、「盗撮が野放しになっているので、防止する法律ができることにつながってほしい」と訴えた。
なにわ書店側は「制作者ではなく、問屋にすぎない」と主張したが、判決は「書店の代表が企画を
取り仕切っていた」と指摘。「女性の承諾を得ていないことを認識しつつ、制作会社と共同でDVDを作り、
販売した」と退けた。
なにわ書店は本屋ではなく、実質的には限りなくAV販売会社。98年に設立され、
全国のビデオ店やインターネットなどでAVやDVDなどを販売している。主に下請けの制作会社が
作った「盗撮もの」で売り上げを伸ばしていた。
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