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1998年度川岸ゼミナール卒業論文
ネットワーク化を展開する知的所有権の
時空的相関性モデルに関する研究
早稲田大学
政治経済学部政治学科4年
A951068‐8
岡田 賢治
まえがき
早稲田大学をはじめて意識したのは、今から10年ほど前のことである。
父が居間で何気なく口ずさんだ母校の校歌を耳にしたときだ。そのときから早稲田に対して、私は遠いあこがれを持ち始めたといえる。
あれから10年、現在私は早稲田の社にこうして立っている。さらにあと数ヶ月もすれば、この社にもいとまを告げねばならない。
早稲田で学べて本当に幸せであった。おかげで学問が好きになれた。学問をするうえでの私の最も恵まれた季節は、今ひとつの節目を迎えようとしている。
楽しいこともたくさあった。辛いこともたくさんあった。今となっては良い思い出であるが・・。
振り返ってみて、子供のころから私が追い求めていたものは、早稲田であり、そして父の後ろ姿だったのかも知れない。
早稲田の校歌の3番に「集まり散じて人は変われど」と謳われている。私の最も好きな一節である。
これまで積み重ねた学問の集大成のひとつとして、またこれからの新しい出発のために、自分にとって何らかの道標になればと思って本稿を書いた。
早稲田に集い、また旅立つ。たとえ季節が変わっても、決して変わることのない思いがあると信じて。