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個人情報：郡山の２中学校、生徒ら１３３８人分を流出－－０１～０４年度在籍 ／福島
◇知らせず放置
郡山市立の二つの中学校に０１～０４年度に在籍した生徒、保護者延べ１３３８人分の成績などの個人情報が
インターネット上に流出していたことが８日、分かった。市教委は今年３月に流出の事実を把握したが、元生徒らに
知らせず放置していた。当事者への調査もしておらず、２次被害の有無は不明という。
市教委によると、流出したのは１２種類のデータファイル。二つの中学校の生徒やＰＴＡ役員、卒業式の来賓などの
氏名、電話番号を記載した名簿のほか、生徒の成績、生活保護受給の有無や学習態度の評価などの個人情報が
含まれている。
市教委に３月６日、「市内中学の名簿がネットに書き込まれている」と匿名の電話があり、情報サイトの「２ちゃんねる」で
名簿の画像を確認したが「氏名などが隠されていたので個人情報に当たらないと判断した」という。その後、４月２７日に
文部科学省から「（ファイル交換ソフトの）ウィニーのネットワーク上に名簿などが流出している」と連絡があった。
データは、両校に勤務した４０代の男性教員が作成。現在、県教委の指導主事をしているこの男性は「作成に使用した
パソコンは個人用で４年前に廃棄した。ウィニーはインストールしていなかった」と話しているという。市教委は、
廃棄したパソコンや他の記憶媒体に保存したデータが第三者に渡った可能性があるとみて調べている。
８日に郡山市役所で記者会見した同市の木村孝雄教育長は「今後、関係者に説明して謝罪したい」と話した。
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