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欧州中央銀行(ECB)理事会のメンバーであるウェーバー独連銀総裁は、英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙とのインタビューで、欧州経済は第1・四半期に予想以上に落ち込み、明確な回復の兆しが見られないと語った。
欧州の金利に関しては、ECBが来月に政策金利を1.25%から1%に引き下げ、その後はその水準を維持するべきと考えていることを示唆する一連のECB当局者からのコメントを支持する姿勢を示した。
同総裁は「世界経済に関しては依然として急激な悪化の最中だ」と指摘。「景気回復の動きを探るならば、下向き圧力の緩和が見込まれるものの、現在のところ、ドイツ経済と欧州経済には安定化の明確な兆しはない」と語った。
世界の財政・金融刺激策は年内および2010年を通じて「かなりの安定効果」を発揮し始めるとしながらも、景気支援に向けた多額の追加財政支出は、
国家財政の持続可能性に関する国民の信頼感を損なう可能性があると警告した。
総裁は、ECBが追加利下げする余地が「わずか」にあるとしながらも、1%を下回るまで引き下げるべきでないとの見解を示した。