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メキシコ湾原油流出、米内務長官が政府による直接対応を示唆
2010年05月24日 10:54 発信地:ベニス/米国
【5 月24日 AFP】英エネルギー大手BPの石油掘削施設の爆発・水没による原油流出事故で、
ケン・サラザール(Ken Salazar)米内務長官は23日、BPが原油の流出阻止・回収で
責任を果たせない場合、政府がコントロールに乗り出す方針を示した。
ばく大な利益を生み出す沖合油田開発に対する手ぬるい管理に批判が集まる中、
今回の事故に対する責任をめぐり、オバマ政権に対する圧力が高まっている。
前月22日の事故発生から1月以上が経っても事態は解決せず、原油は沿岸部の湿地帯に深く浸透。
メキシコ湾(Gulf of Mexico)に流出する大量の原油の封じ込めに法的責任のあるBPが
直近で行った試みにも遅れが出ており、いらだちが募っている。
サラザール内務長官は、連邦政府が事態打開に向け全力でBPに働き掛けていることを強調。
「BPが問題解決のために全力を投じていることに疑いはない。
世界有数の大企業にのしかかる実在する危機なのだから」と述べる一方、
BPは自らが行っていることを正確には理解していないのではないかとの懸念を示した。
URLリンク(www.afpbb.com)