10/05/26 00:21:47 T3McUjvE
「光の雨」って映画があってね。
初めは素朴に共産主義にかぶれてその思想を啓蒙しようとしていた人間が
学生運動から赤軍派へと至って、あさま山荘にまで行き着く過程が描かれてはいるんだが
先鋭化した人間はどんどんおかしくなっていく。
些細なミスを『反革命敵』と球団史、隣地に描けていく。互いにすさんで壊れていく。
交通事故を起こした人間に『貴様は革命的注意力が足りない!』と罵るところは、『これは笑うところなんだろうか?』と一瞬悩むくらいの逸脱っぷり。
基本、「反~~」ってのは「~~が嫌い」がアイデンティティになるから、
えらくなるためには『より嫌い』にならないといけない。ネガティブな感情の強度を競いはじめると、勢い狂気じみてくるのはまぁ自明と言って良いだろう。